New Single Video Release
バレアリス諸島で生まれたゴシック・スピリット、ディープハウスを経由したCold Cave、とも言うべき異端的な、同時に心地よい微睡みを感じる時間である。80’sのまぼろし、New Orderの系譜と片付けるのは早計だろう。明らかに人をトランシーな瞑想に誘うビート、シューゲイズ以降の耽美的な空間性、確かなゴシック精神を感じさせながら高揚し、ユーフォリアへ向かうヴォーカル。これは単なる多幸でも、実存主義的ゴシックでもない。新しい、未踏の微睡みである。美しい音楽の誕生を寿ぎたい。
2024年9月11日に新曲❝Ghostrider❞のビデオリリースを行いました。上記はリリースに合わせ刊行したZINEにも掲載のAROさんのレビューです。ジャケットデザインはOrangeqoon.バンドデシネ風のゆるふわ不思議な漫画を描かれていて数年前から世界観が好きだったので今回お頼みしました。事前に色んな案を共有して頂きましたが擬音が入ったこちらのジャケットになりました。Pastel Gallicaと書かれた建物は猫カフェという設定らしいです。今後ジャケットに色を塗ってもらって、DL音源としてRemixとともにリリースしようとおもっております。
Orangeqoonによるジャケット案
今回の曲は新ギター加入後の新曲になります。アシッド、ロック感あるベースに爽やかなソウル風味のギター、疾走感ありつつも哀愁漂う曲になっております。
PVは限られた素材でビデオ化しました。自分の居住地である金沢の海や地震の被害にあわれたような北陸の海沿いエリア、その美しさや空気感を前半では取り入れ、後半に行くにつれて東京の夜景になっていくという展開にしました。私は金沢に住んでおり、東京にいるバンドメンバーとは普段音源を遠隔でやり取りして曲を作っています。今回のビデオも遠方のメンバーそれぞれ自撮りしてもらって素材をもらいました。ホームビデオ感も味があると思います。最近では高いカメラなどの質感もAIが再現できるようになってしまっているし、その手の権威が崩壊しかかってるように思えてその中で独自の質感を模索していくことはとても大変かもしれないけどやりがいはあると今感じています。自分の中で追っているグレーディングはもちろんあるけれど、やっていくうちにより好きなものが出来上がる楽しさはある。音楽も一緒で「俺は誰の真似もしないぜ」みたいなイキッたこと、言ってみたいけど、ぶっちゃけ、めちゃくちゃ先人たちの真似してる。ただ結局、「所詮私がやること」になるというか。。自分の声はかなり特徴的だと思う。昔のメンバーに歌を頼まれてやっていて、自分からすすんでという感じじゃなかったから、一時期ものすごくコンプレックスがあったけど、今は変にコンプレックス抱えながらやっていてもメンバーに失礼だしと思って、自分なり納得できるイメージになるように模索、努力しよう、というマインドに変わった。というなんか想い語りをしてしまった。。。いやぁこの曲は想いが強いですよ。ベースのアレンジやエッセイについてもほいちくんがZINEに長文を寄稿しているので是非ご覧になって欲しいです。今はライブ会場にて配布しておりますが、いずれ店頭に設置してもらおうという段取りもすすんでおりますので告知をお待ちください。
先日のV系DJは個人的には大盛り上がりだったので、いつかその感触もまとめたいと思っている。というか、またやりたいよ!本当に良いイベントで改めて関係者各位には感謝したいです。
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